くびき野レールパーク誕生物語、出版!
このたびNPO法人くびきのお宝のこす会では、旧頸城鉄道が廃止になって以降、くびき野レールパークとして誕生するまでをまとめた冊子「よみがえった頸城鉄道 ~小さな鉄道の奇跡の帰還~」を発行しました。
この冊子は、東京在住で熱心な鉄道ファンである関本康人さんが、内科医として働く傍ら、くびき野レールパーク誕生秘話をまとめられたものです。関本さんは幼少期からの鉄道ファンで、全国の軽便保存車両や遺構を訪ね歩いてこられました。その中で、くびき野レールパークを訪問するとともに、関係者に熱心に取材をして執筆されました。昨年、一般社団法人 日本児童文学者協会主催第8回「こどものための感動フィクション大賞」に応募され、優良賞を受賞されました。
本誌は、旧頸城鉄道が廃止になった後、くびき野レールパークが誕生するまでの歩みをまとめたものです。数々の奇跡が積み重なって誕生したくびき野レールパーク。郷土に残る貴重な鉄道遺産、産業遺産である旧頸城鉄道が、「見て、触って、乗って、遊べる」鉄道ミュージアムとして生まれ変わるまでの歩みが、豊富な写真資料などを入れて読みやすく書かれています。
このくびき野レールパーク誕生までの歩みと、それに関わった人々の思いを皆さまにも知っていただきたいと、くびきのお宝のこす会では関本さんと共同して出版することにしました。是非ご一読いただき、ご意見・ご感想などをいただければ幸いです。
販売価格 1冊2000円 (郵送料1冊180円)
問い合わせ・購入希望は下記まで
西山義則 携帯(090-1424-2069)まで
また、下記の3カ所で直接購入することもできます。
①頸城区総合事務所内頸城区観光協会 ②頸城商工会 ③坂口記念館
2023年度 レールパーク定期公開の予定
①5月5日(金)子どもの日
②6月18日(日)
③7月16日(日)
④9月17日(日)
⑤10月14日(土)、15日(日)
時間は、いずれも午前9時から15時まで
コロナ感染症の状況によっては、公開中止となる場合もあります。あらかじめご了承願います。
oお知らせ
「くびき野レールパーク」の新ホームページ開設!
この度、くびき野レールパークに特化した新しいホームページを開設しました。くびき野レールパークの公開情報、日々の出来事、車輌解説、訪問方法などを随時掲載します。
新ホームページのアドレスは、下記のとおりです。
https://kubikino-railpark.jimdofree.com
皆さまの訪問をお待ちしています。
11月12日(火)、えちごトキめき鉄道の鳥塚亮社長がくびき野レールパークに来訪されました。
えちごトキめき鉄道の新社長として多忙な日々を過ごしていらっしゃる鳥塚さんですが、急遽、日程が空いたということで、突然の来訪となりました。実は、鳥塚さんは「なつかしのガールフレンド」に会いに来られたのです。ガールフレンドとは、なんとコッペル2号機関車です。まだ小学生だった頃、西武山口線を走っていたコッペルに逢うために、足繁く通われたそうです。そのコッペルがレールパークに存在しているということで、何とも再会したかったそうです。
(今回の訪問については、鳥塚社長のブログ「えちごトキめき鉄道社長(いすみ鉄道前社長)鳥塚亮の地域を元気にするブログ 令和元年11月12日付」に掲載されています。こちらをご覧ください。)
さすがトキ鉄の社長さんらしく、コッペルやホジ3の足回りの写真を撮られたり、ホジ3の逆転器の質問をされたり、専門的なことについての質問が多く、驚きました。また、神戸から頸城鉄道の車両が戻ってきたこと、そしてレストアされて公開されていることに感心されていました。頸城鉄道の歴史的な価値、産業遺産としての価値についてもしっかりと捉えられているなあと感じました。今後、この遺産をどのように活用して行ったらよいのか、トキめき鉄道と考えて行く方向で話が進みました。
9月公開の時に、「叔父が撮影したコッペル号の写真が見つかったので、提供したい。」という申し出が事務局にありました。
申し出をされたのは、山本りえさん。叔父さん(斎藤哲也さん)という方は、大の撮り鉄ファンだったいうことで各地で主に蒸気機関車を中心に撮影されていたそうです。今回の写真は昭和48年に撮影されたもの、残念ながら叔父さんは既に亡くなられたそうですが、百枚以上の中からいくつか紹介します。
山本さんのコメントと一緒にお楽しみください。なお、山本さんは叔父さんが残された膨大な写真を整理するプロジェクトを実施中です。こちらも合わせてご覧ください。
<山本さんのコメント>
8月24日(日)に素敵なお客さんがレールパークに来られました。お客さんの名前は櫻井寛さん。鉄道写真家として、中央でも活躍されている方です。日本だけでなく、世界を股にかけて鉄道写真を撮られています。
今回は、越後トキめき鉄道の紹介で、レールパークを訪問してくださいました。越後トキめき鉄道では、櫻井さんを審査委員長に沿線の鉄道写真コンテストを実施。そのご縁で、同社の石黒部長さんらと、レールパークを訪問してくださいました。
レールパークに到着するなり、コッペルを中心に頸城鉄道の歴史や車暦などを質問され、熱心に撮影されました。時間がない中、かけ足での訪問でしたが、コッペルやレールパークが広められることを期待します。
大雨が降るたびに排水がうまくいかなく、そのために車庫内に雨水が浸入してレールが水浸しになっていたレールパーク。今回、上越市の地域活動支援事業の認可を受けて、排水溝設置工事を実施しました。
車庫の脇に集水升を設置し、北側の用水路まで排水溝を設置しています。先日の強い雨の時に様子を見てきましたが、水が車庫内に溢れることなく流れていました。これで点検ピットが水没することもなくなりそうです。
また、お宝のこす会のメンバーで、壊れてしまった駅名標(新黒井駅・鵜ノ木駅)の修理工事を実施しました。今回は、足元にコンクリート製のブロックを埋め、支柱が腐蝕しないようにしました。新しい駅名標がまもなく設置されます。9月公開には全部そろった姿を見ることができるでしょう。
DC92に保存されているスノウプラウを固定しました。今回は黒色に着色し、ボルトで留めています。昔の活躍していた情景が甦ってきますね。令和を祝って、特別製のヘッドマークも付いています。(5月公開より)
今後の活動に向けて(お宝のこす会広報誌「瓦版」26号より一部抜粋)
お宝のこす会では、運営委員の高齢化が進んでいます。
地元で実質的に活動する人が減ってきています。なかなか新しい人材が入ってきません。そんな状況ですが、最近、高校生や中学生が会の活動に興味を示し、公開時には指導を受けながら、安全確認や旗振り作業をしてくれています。継続してくれればと願っています。
お宝のこす会では、これまでも上越市当局と会の活動について協議を重ねて参りました。その中で、昨年度末に市の方から、次のような告知がありました。
「平成30年度の事業一斉見直しにより、軽便鉄道機材等維持管理業務委託事業は三年後に見直しの対象となった。ついては今後お宝のこす会の公開活動をどのようにしていこうとするのか、考えて欲しい。」
早い話が、「市の補助金がなくなるかもしれない」ということです。現在は管理維持費として約20万円支出されています。他に、レールパークの地代として50万円ほどが頸城自動車に市から支払われています。これらの費用がなくなるかもしれないのです。
そうなると、現在行っている公開活動も、非常に難しくなることが考えられます。自主財源だけで活動を進めていくことが求められているのです。
昨年度の会計報告によれば、収入は次のようになっています。
〇会員からの会費 58万4千円
〇寄付金・募金 95万5千円
〇市の助成金 233万9千円
〇その他収入 2万6千円
市の助成金は60%になり、レールパークの軌条修復工事代も入っていますが、会としては非常に大きな痛手です。
今後、市や頸城自動車など、関係機関との話し合いを進めて行くことになります。経過は、随時ホームページ等でお知らせします。そこで皆さんにお願いです。
「会の活動をどのような方向に進めて行ったらよいのか」ご意見を是非うかがいたいと思います。お手紙でも、メールでも結構です。
公開イベント内容や運営の仕方、会員拡大、資金獲得方法など、何でも結構です。
<送付先>
西山義則 宛
住所 〒942-0127
上越市頸城区百間町599-1
メールアドレス(どちらでもよい)
〇 niyo@joetsu.ne.jp (西山宛)
〇 kubikiotakara2017@yahoo.co.jp(お宝のこす会宛)
これまでに、4名の方からご意見をいただきました。今後整理をして、紹介したいと思います 。引き続き多数のご意見をお待ちしています。
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見学の皆様へ【来場前にご覧下さい】
関連リンク
軽便鉄道資料館 (頸城自動車株式会社殿HP)
頸城鉄道資料 (頸城自動車株式会社殿HP)
くびきのお宝のこす会へのご連絡は、こちらへ
電話℡:025-530-3684(fax兼) 携帯:090-1424-2069 事務局 西山 迄
E-mail:kubikiotakara2017★yahoo.co.jp
(★印は半角「@」になおしてお送りください。ご返信にお時間を頂く場合がございます。)
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・2012/7/1:くびき野レールパークファンサイト「くびきなう。」として開設
・2014/6/29:くびきのお宝のこす会新公式HPへ移行